「他宗教の良い所、どんどん学んでまねしていきましょう!」


面白い記事を見つけました(^o^)丿
キリスト教も運営の在り方について、「他宗教の良い所、どんどん学んでまねしていきましょう!」ですね。
http://www.higan.net/ebn/2014/03/post-6.html

もう一度考えてみたいこと

2011年5月に「信仰が技術か」というタイトルで、奏楽者にとって必要なのは?ということを書きました。
http://organistin.blog60.fc2.com/blog-entry-133.html

この記事に関して、こちらが予想していた以上の反響があり、読んでくださった方、メッセージくださった方、本当にありがとうございました。

先月もこの記事についてメッセージをいただきました。

メッセージくださった方は長野の教会に通っていらっしゃいます。
その教会では、レントの時期にベートーヴェンの悲愴をドソミソの伴奏で弾いてしまう奏楽者がいるそうです
その奏楽者は教会付属幼稚園の先生(未信者)で、聖書の学びは拒否されるんだそうです。
奏楽するときの服装もトレーナー。
牧師や司式者がきちんとした服を着ているのに??

教会の現実の問題です。奏楽者にはいろんなレベルの方がいるのです。
レベルと言っても、技術的なレベルもそうですし、教会で奏楽するということに関してどの程度理解できるかと言うレベルもです。

もしかして、その幼稚園の先生は、嫌々奏楽をしていらっしゃるのかな?
だとしたら残念です。

未信者で奏楽される場合は、頼まれて奏楽する場合と、教会でオルガンを弾くことにあこがれて自発的に奏楽する場合があると思いますが、どちらもキリスト教の知識と理解なしにはできないことです。

また、信者の奏楽者で高齢の方の中には「自分のボケ防止のために指を動かしたいから奏楽している」と公言して奏楽する方もいます。
ボケ防止のためにやっているため、とても好き勝手なテンポで、讃美歌伴奏途中で止まることもしょっちゅうです。
奏楽は、自分のボケ防止のためにあるのではありません。

未信者の奏楽者であっても信者の奏楽者であっても、神様にささげる礼拝であるということをもう一度考えてみませんか?

以前あるテレビ番組で、「今でしょ!」の林修先生が、中卒や高校中退の若い人たちに授業をするというのを観たことがありました。
林先生は、失敗する原因は主に「情報不足」「慢心」「思い込み」の三つだとおっしゃっていました。
奏楽でも、長く続けていると慢心しますし、特に未信者の場合はキリスト教に関する情報不足で、間違った奏楽曲を選んでしまうこともあります。(信者であっても奏楽曲に関する情報不足になることはありますね。)
レントはキリストの受難だから、暗い曲を弾けばいいという思い込みもあります。
わたし自身も気を付けなければならないことです。

神様にささげる礼拝ですから、さらに良いものにするためにはどうすると良いのか?を考え続けていきたいものです。

礼拝出席のススメ

今日はオルガンの生徒が私の所属教会の礼拝に出席してくださいました。
クリスチャンではなくてもオルガンを弾きたいと思っている方が多くいらっしゃいますが、オルガン曲がどうしてもキリスト教に関するものが多く、実際に礼拝に来ていただくとオルガンの役割などをご自身で体験していただけます。
よく、「私は信者ではないのですが、オルガンを聴くために礼拝に参加しても良いでしょうか」と質問される方がいらっしゃいますが、私は「どうぞオルガンのために礼拝に参加してください」とお答えしています。

私自身はキリスト教主義の中学校へ行くまではキリスト教には触れたことがありませんでしたし、オルガンも大学生になってから始めました。
大学を卒業してからスイスの音楽大学でオルガンを勉強することになったのですが、音大を卒業するまで洗礼は受けませんでした。

オルガンを弾くためだけに教会へ行っていたのです。

しかしオルガンを弾くということを続けることは、同時に聖書やキリスト教の勉強をすることと等しいということに気づきました。
賛美歌を伴奏するときには歌詞を見ます。
前奏曲や後奏曲を選ぶときには教会暦を考えます。

私が洗礼へと導かれるようになったのは、音大を卒業後ですが、オルガンとは、キリスト教とは、ということを知らない初心者のうちから、オルガンを習う・弾くからと言って、すぐに「クリスチャンにならないといけない」など、カタいことは考えないことです。

私もまさか自分が信仰を持つなんて、オルガンを始めた時には思ってもみませんでした。
でも神様は、人の想像に及ばない形で、人を洗礼へと導くことがあるのですね。

動機がなんであれ、教会はすべての人に開かれています。
すべての人、それはクリスチャンだけでなく、クリスチャンではない人、オルガンに興味のある人、宗教音楽に興味のある人、すべてを含んでいます。

キリスト教の神様は、キリスト教に興味のある人しか眼中にないなどという、狭い視野の方ではないのです。(笑)

キーボードや電子ピアノでのオルガンの練習について

なかなかパイプオルガンを自宅に置くことは難しいですし(一応Hausorgelと呼ばれるサイズのものはありますが。)、クラシックオルガンもすぐに買える物ではありません。

そこで、手持ちのキーボードで練習できるかどうか、質問を受けたことが何度かあります。

(パイプ)オルガンで学ぶことは、主に「演奏(ここでは手と足の運動という意味)」と「レジストレーション」です。
本物のパイプオルガンでは、クラシックオルガンやキーボードでは得られないような、メカニックな感触と対話するようなタッチを学ぶことができます。
ただ、パイプオルガンでは鍵盤を連結させた時に鍵盤が重くなることがありますので、指が弱い人には弾きにくいですし(指先では弾けなくて指の腹で弾いてしまったり)、そのような重い鍵盤だけを弾き続けると、逆にタッチが荒くなってしまうこともあります。
その点ではクラシックオルガンは、鍵盤を連結させても鍵盤が重くなることはないので、無駄な力のないタッチを身に付けることができると思います。

パイプオルガンでもクラシックオルガンでも、レジスター(ストップ、音栓)がありますので、レジストレーションの勉強になります。

キーボードではもともと「パイプオルガン」「チャーチオルガン」というボタンがあって、結構派手な音がでます。
それ以外のオルガンの音色の選択肢がないので、一つ一つのストップを組み合わせて音色を作るというRegistrierungレギストリールングというものが学ぶことができません。
静かな曲を弾く時でも、もともとある派手なオルガンの音になってしまいます。

またキーボードは鍵盤もおもちゃのような感じですので、タッチの勉強は不可能と思います。
電子ピアノの感触も、パイプオルガンやクラシックオルガンとはまた違ったものだと思います。

ですからそれらの楽器では、その曲がどんな感じの曲なのかをちょっと弾いてみるような、確認程度にしか使えないと思います。

せめてクラシックオルガンが触れると良いと思います。

オルガンシューズではなくて素足の方が弾きやすい?

オルガンシューズを持っているのに、レッスンにいつもシューズを持ってこないで、靴下で弾いている生徒さんがいました。

初めは「シューズが荷物になるので持ってきませんでした」「シューズを忘れました」と言ってたんだけど、しまいには「靴下の方が弾きやすい」とおっしゃってて、実際は靴下を履いて弾いたからといっても全然弾けるようになっていないんだけど、本人が「靴下で弾きたい」とまで言うので・・・

ペダルで弾く部分を、一音一音、一回弾き間違えてから弾きなおすという、何とも弾きにくそうな感じ。
でも「靴下の方が弾きやすい」とおっしゃってて・・・

でもある日、彼女の方からオルガンシューズについて質問してきました。

「今持っているオルガンシューズは固いので、別のメーカーのを買おうと思います!」というものでした。
彼女曰く、シューズが固く、履くたびに違和感がある、とのこと。

そこで、改めてシューズを履いて弾くことの意味をお伝えしました。

ヒールがあるので、踵で弾く時に少しの力でペダルが踏めること(→無駄な力を使わずに済む)ってことが一番のメリット。
ペダルはほとんど棒状なので、靴下で弾くと、足指の骨の当たる方向によっては滑って安定しない。
→シューズの方がペダルの溝に落ち込まずに弾けるのもメリット。


オルガニストの中には靴下で弾く人やバレエシューズで弾く人もいますが、もちろんそれで弾けるならOKですが、「シューズでは弾きにくい」と言って靴下で弾いても弾けるようになっていない場合は(実際はこのパターンが多い)、シューズが原因ではないわけなので、シューズが柔らかくなるまで練習しましょう。

シューズを履かなかった生徒が、いつまでたっても足元の弾き方が安定しなかったのも、ペダルが棒状の形のため、ペダルのどこを弾くのかが安定しなかったためですが、「シューズを履いたら弾きやすい」という経験がないため(そりゃ、シューズがまだ固いから)、なかなか納得させることは難しかったのです。

わたしは何足かオルガンシューズを持っていますが、10年以上使ったものと、新しいものを持っています。
新しいのは家で練習の時だけに使って、外で弾く時には汚れてもいいもの(10年以上使った方のシューズ)で弾きます。

新しいシューズは固いのですが、10年以上使ったシューズは折り曲げることができるくらいやわらかくなっています。
周りの皮もやわらかいので、履いていて痛くなりません。

最初にシューズの説明をするときに「始めは固いですが、1年2年と使っていくうちにとても柔らかくなります。柔らかくなるまで練習するころにはいろんな曲が弾けるようになっている目安になります。」と言い、私の新しいシューズと10年以上使ったシューズもお見せするのですが、1年2年使っていないのに結果を求めてしまうので、説得するのがなかなか難しいです。

もう「信じて」という感じです