バッハ コラール・ハンドブック

プロテスタントの礼拝オルガン奏楽者が持っている楽譜に収められている曲の多くは、タイトルがコラールから取られたものが多いと思います。コラールとは、プロテスタントのルター派の讃美歌のことです。
奏楽用の楽譜に、日本語訳でタイトルが書いてあればよいのですが、そうでない場合も多く、その場合にはお手持ちの讃美歌の索引で調べて、タイトルの意味や教会暦を知ることができます。

それでも、今わたし達が日本で使っている讃美歌には載っていないコラールが数多く存在します。
そんな時に、「バッハ コラール・ハンドブック」が重宝します。
バッハのカンタータ、モテット、受難曲で使われたコラール154曲が、メロディー+ドイツ語歌詞+日本語訳で書かれています。
それぞれのコラールが、バッハの作品のどれに使われたのか、ドイツ賛美歌集の何番に収められているのかも知ることができます。
タイトルや歌詞の日本語訳を読んで、意味さえわかれば、クリスチャンやある程度オルガンや教会音楽に親しんでいる未信者は、そのコラールがどの教会暦、または礼拝のどんな場面で使われるか、だいたい予想できると思います。

奏楽曲選びに役立ちますのでお勧めします。



最新ピアノ講座6「ピアノ技法のすべて」

ブログを通して、様々な方からメッセージをいただきました。
メッセージをくださった方の中には、わたしの知っている方々もいらっしゃいますし、面識のない方も結構いらっしゃいます。
多岐にわたる内容のメッセージをくださり、どんなことを知りたいのか、こちらも大変勉強になっております。

さて、そんなメッセージの中で、「わたしは鍵盤楽器初心者でこれから奏楽したい / オルガンを弾きたいと思いますがどんなことを習ったらよいですか、気をつけたら良いですか」というものも結構あるんです。

今日は、そんな方たちに向けて「最新ピアノ講座6-ピアノ技法のすべて-」です。
日本では最初にピアノをある程度習ってからパイプオルガンに移行するパターンが多いので、鍵盤楽器全くの初心者に向けたオルガン教則本なるものがほとんどないのが現状です。
ほとんどの本が、ピアノ経験者向けです。
ご紹介するこのピアノの本は、手のフォームや練習方法など、オルガンでも共通することがたくさんあります。

練習については、
練習一般についての注意
具体的な練習法
時間配分と練習の順序
曲の選択
楽曲についての基本的理解
メトロノームの採用の仕方
手の形と打鍵法

様々の技法については、
レガート
ノンレガート
スタッカート
重音
オクターブ
トリル
トレモロ
音階
和音

通奏低音やコードネームによる伴奏法

など、タイトル通り「ピアノ技法のすべて」について書かれています。
分厚いですし、例に挙げられている曲も上級者向けの曲が多いのですが、必要なところをかいつまんで読むだけでもすごく勉強になります。
初心者の場合、何が理想なのか?がわからないことが多いと思います。
手の形はどんなふうにして弾けばよいのか?とか。
この本では手のフォームの写真が載っています。

家にオルガンが置いてあるところは少なく、どうしてもピアノで練習することが多くなると思いますが、レガート、ノンレガート、スタッカートなど、いろんな技法の使い分けができれば、オルガンで弾く時も何時間か練習すればある程度のところまでは慣れます。
パイプオルガンでも電子オルガンでも、ピアノ技法が習得できている方の演奏は素晴らしいですが、オルガンがうまく弾けない場合、ピアノ技法が習得できていないことが多いように思います。

わたしの初心者の生徒さんを見ていても、オルガンを力任せに弾く人はピアノも力任せに弾きますし、オルガンを弾く時に指がぐにゃぐにゃな人はピアノでもぐにゃぐにゃで音が出ていません。

この本は指で演奏可能なあらゆる技法がまとめられているので、何を目標に修得して行けばいいのかがわかりやすくなっています。



こころに残る 賛美歌物語100

教会音楽フォーラムにお越しいただいているSさんからご紹介いただいた本です。

すばらしい讃美歌100曲についての解説が載っているのですが、作詞者や作曲者の顔写真(または肖像画)を見ることができ、その人に親しみを覚えます。
信仰や思いも伝わってきます。



ただ まえのみ
ほふられたまいし
過ぎし世 来たる世
内鍵かけた
我いのち
驚くばかりの
きよしこの夜
主よ いよいよ近づかん
主よ 御許に
世をあがのう
つくられしものよ
すべてものの
ああ罪の世に 光さし
み神は城なり
神はわがやぐら
いざもろとも 声高らかに
みそらはみ神の
うれしいこの日よ
愛するイエスよ
くすしきみ神の
いのちの泉に
み使いよ伏して
かくせやわれを
千歳の岩よ
祝福あれ
北はグリンランドの
北の果てなる
いかに恐るべき
したわしきは
十字架を主イエスの
ももちの聖徒よ
救い主にましませど
光なる君の
世の中のものは
静かに眠れる
ああベツレヘムよ

などなど

讃美歌21 略解

讃美歌21に収められている讃美歌1曲ごとの詳しい解説書です。
作詞者、作曲者、曲が作れた背景などが書かれてあるので、読んでみると、讃美歌21がいろんな教派や歴史の讃美歌を網羅しようしていることがわかります。




讃美歌21選曲ガイド

讃美歌21からどんな曲を選んだら良いのか、というときに、教会暦、行事、語句、聖句で検索ができてとてもベ便利です。

わたしはキリスト教主義中学校に通っていた時に初めてキリスト教と出会いましたが、その時は讃美歌は54年度版を使っていました。
そのため今でも、讃美歌の番号は54年度版のほうのを思い出すことがあるのですが(たとえば、「いつくしみふかき」は312番)、讃美歌21では何番かな?というときに、選曲ガイドは便利です。
ガイドでは、各讃美歌の初行から調べる、教会歴や行事から調べる、聖書箇所から調べる、キーワードで調べることができます。