讃美歌伴奏

昨日は改革派中部地区の音楽講習会でリードオルガンクラスを担当しました。
昨年お会いした方、新しくお会いした方もいらっしゃったのですが、昨年お会いした方は一年の間に目に見える成長があり、わたしは救われた感じがしました。
というのは、一般的に音楽のレッスンというのは、一年に一回のレッスンでは上達しないことが多いからです。(と、わたしは思っています。思い込んでると言った方が良いのかも。)

わたしが音大に入る前も入った後も、オルガンレッスン・ピアノレッスンは毎週レッスンがありました。
レッスンとレッスンの間の一週間、練習している間に、「この前のレッスンで先生何言ってたかなあ」と忘れてしまうこともあれば、「ココはどう弾いたらいいんだろう」と新しく疑問も出てきたりして、一週間に一回はレッスンを必要と感じていました。
他の音楽講習会で自分が生徒として出席して、他の生徒の演奏を聴くことがありますが、「あ~講師の先生、その話前の時も言っていたのに、この人言われたこと出来てないなあ」と思ったり、自分も前に言われたことと同じことを注意されたり
だから音楽のレッスンで一年に一度というのは非常に少ない回数であると言えます。

どの教派でも音楽講習会は一年に一度だけの開催が多いと思いますが、演奏技術のことだけでなくその周辺の学問的なことも含めると、一回では伝えられるものではなかったりします。
生徒さんも一回にたくさん色々言われてすぐに記憶してずっと覚えておくというのは難しい話だと思います。

でも昨日の講習会では昨年出席した方々が、昨年「ここをこうすると良いですよ~」って伝えたことができるようになっていて、こちらがびっくり

すごく救われた気がしたというのはそういうことでした。

ところで講習会では讃美歌の弾き方をみなさんに伝えました。
と言っても難しいことではないのですが。

讃美歌は四声体で書かれていて、いつもいっぺんに四声が次の音(これまた四声)に移動するという、実は何とも難しい種類の伴奏なんですね。
ピアノを習ったことのある方、入門の時、いきなり四声の曲なんて弾きましたかね?
普通一声か二声かという感じではないでしょうか・・・

礼拝奏楽はピアノやオルガンのプロが担当することは非常に珍しく、礼拝で弾いている人は「昔ピアノを習っていた」とか「他に弾く人がいないから自分が矢面に立たされて」とか、そんな理由で始めた人が多くいます。
中には「何かきっかけがあれば自分は奏楽を辞めてしまいたい」という人も。
もちろん言い忘れてはいけませんが、神さまのために熱心に奏楽奉仕をしようと、日々練習を続けている人も多くいます。

ただ、大人は奏楽の練習だけで毎日過ごすわけにはいかず、家のこと仕事いろいろ抱えつつの奏楽練習です。
どうしても練習が十分でない状態で礼拝で弾かなければならないことが多くなってしまいます。

だから四声での讃美歌伴奏というのは演奏技術的にも準備する環境的にも難しいんですね。

 
が売られていてお勧めです。
「80曲」の方は54年度版の讃美歌に対応しています。

昨日の講習会では、ソプラノ(讃美歌メロディー)とバス(左手)だけ弾いても十分伴奏として成り立つことを伝えました。
四声体を無理して弾いて、本番の礼拝で、沢山音を間違えてしまったり、四声体が難しいからと言ってゆっくりにしか弾けなかったり(歌う方にとっては息が続きません!)、つっかえながらしか弾けなかったり、途中で伴奏が消えてしまうくらいなら、二声で最後まで確実に弾ける状態で最初から練習して本番でも弾いた方が、伴奏としては100点です。

Das Orgelbuch der Domorganisten

Das Orgelbuch der Domorganistenという楽譜です。訳すと、「大聖堂オルガニストのオルガンの書」と言ったところでしょうか。

前奏に使える楽譜です。とても分厚いので、奏楽当番が来るたびに新曲に取り掛かってもずっと使えると思います。
重量もありますのであまり持ち歩くのには向いていないかも。
値段は高いですが、もっと薄くても高い楽譜がオルガンには多いので、仕方ないです
(-_-;)

讃美歌が少し現代風な和声付けがしてあります。と言っても、すごく奇をてらった和声でもないので違和感満載でもう弾きたくない、ということはないのではないかと思います。
そしてその讃美歌からアレンジされたペダル付きの短い前奏曲(1ページ程度)がついています。

だから、その前奏曲と讃美歌を一緒に弾くと、短すぎず長すぎない前奏として充分になると思います。


「大聖堂オルガニスト」とタイトルについていると、なんか弾くのがむちゃくちゃ難しそうって思いますが、そんなことないです。

わたしも楽譜を買ってわずか2日後の礼拝の前奏曲でこの中から一曲弾いたところ、他の奏楽者から「今日の前奏、好きだと思った。楽譜を見せてほしい」なんて言われました。
バッハの新曲を二日後に人前で弾くなんて考えられませんよね。

バッハやその他の、奏楽用古典音楽作品では讃美歌のメロディーがあまり聞き取れなかったり、そもそもコラールは意外と日本の一般クリスチャンになじみがないので、せっかく頑張って弾いても「?」と思われてしまうことが多いのですが、この楽譜のアレンジ曲はもっと聞き取りやすい、わかりやすい感じがします。



The Liturgical Organist

様々な調で書かれています。短く、和声的な曲が収められているので、聖餐式・献金の時のように、その場になってみないと演奏時間がわからない、という時に役立ちます。和声的な曲ということは、終わらないといけないときにカデンツをつなげて終わることができます。聖餐式や献金でコラール前奏曲を弾く方も多いようですが、すぐに終わらないといけない場合、そういった曲ではすぐ終われず、曲が終わるまで人を待たせることになります。そういう時にこういう曲集は役立ちます。また手鍵盤のみで、(ピアノやオルガンの技術のある方にとっては)あまり練習しなくても弾けるレベルですので、負担が少ないです。



Die schoensten Orgeln 2014

もう来年のカレンダーが店頭に並ぶ季節となりました。
わたしが毎年購入しているカレンダーをご紹介します。
「Die schoensten Orgeln(最も美しいオルガンたち)」2014年度版です。
月ごとに、一台のオルガンの写真が載っているのですが、そのオルガンで弾かれて録音されたCDもついています。


CDがついていない、カレンダーだけのもあります。


ページオープナー

わたしは見開き2ページで済んでしまう曲で、すぐにページが閉じてしまうような製本の仕方の楽譜で弾く時、ページオープナーを使っています。
礼拝でもとても役立っていて、わたしが使っているのを見た他の奏楽者が「なんか良いモノつかってるね~欲しい~」って言われました。今度礼拝に行く時にその奏楽者に一つプレゼントします

 



 
タッセル付きや、鉛筆付きもあります。