スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

母性愛神話とのたたかい (大日向 雅美 著)

子どもにとって
母親の手だけで育つことが最善ではなく、
むしろ、共働き・共育ての環境でこそ
健やかに育つ―

―これを
実証することが、
母性愛神話をくずしていく
もっとも説得力のある道です。

(本書裏表紙より)

著者の大日向さんを打ちのめした園長先生の一言がきっかけとなり、母性愛について考えるきっかけになりました。
すでに結婚し、子どもがいたとはいえ、彼女は当時大学院生、非常勤講師で教壇に立っていましたが学生の身分。
保育園を探していたころ保育所の園長先生から「学生の分際で子どもを産み、自分で育てないで保育所に入れようとするなんて」と言われたそうです。「育児放棄のお母さんね」とも言われたそうです。
保育所を見つけるのは大変なので、「育児放棄なんて決してしません。研究も仕事も続けながら、母親として性いっぱい子育てをしますから、どうか助けてください」と面接で園長先生に懇願。

その後この園長先生は良き理解者となってくれたそうでよかったですが、なかなかきつい一言ですね。

子育ては母親の仕事であるという母性観に、社会全体がとらわれていないか、と著者は問うています。
自分が子どもだった時の経験に照らし合わせて、子どもにさみしい思いをさせたくないとして専業主婦の立場を選ぶ方や、そうでない方、いろんな意見があると思います。
でもそれはあくまでも自分の経験にすぎないという謙虚な視点を持つことが大事だと著者は言います。

共働きだからといって子どもがさみしいとは限りません。
共働きの夫婦が、互いの仕事を尊重しあい、助け合う姿勢を示しながら家事や育児を協力して乗り越えようとしている姿を間近に見て育っている子どもたちは、母親が働くことを当たり前として受け止めるだけでなく、協力的な父親を非常に好意的に受け止めて成長していくと、著者は書いています。
さらに彼女はリストラや勤務先の倒産の恐怖にさらされるご時勢、こうした生活不安に直面して一家の生計を一身に担う男性の方の荷の重さについて言及しています。
妻が働いて車の車輪のように家計を支えてこそ、家族や夫婦の間に心のゆとりが芽生えると言います。

夫を支える余裕のある妻になりたいものです。



COMMENTS

COMMENT FORM

TRACKBACK


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。