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奏楽者の派遣

以前こんな記事を書きました。http://organistin.blog60.fc2.com/blog-entry-48.html

奏楽応援隊です

これはmixi内のコミュで、奏楽者不足の教会に行って奏楽応援したいというコミュです。
コミュ内で活動報告をし合いますが、ぼちぼち活躍の場が与えられています。

奏楽に関して教派というよりは教会ごとに考えが違うのだと思いますが、他に奏楽者がいないときに、ほかの教会の奏楽者に助けを求めないで、ヒムプレイヤーさんに助けを求めてしまうのも残念な気がします。
ヒムプレイヤーさんは讃美歌は弾いてくれるけど前奏後奏弾いてくれないし。
礼拝プログラムに「奏楽 ヒムプレイヤー」って書いてあるのを見て「今日は外国人が弾くのかい」って思ったおじいさんがいるとかいないとか。
ヒムさんを使われると機会の方が人間よりもいいのかなってちょっとさみしい気が

日本キリスト教団の西日本のある地区は奏楽応援を独自に組織してやっていると聞きました。
わたしもある地区で、奏楽応援隊があれば、とご提案したことがあるのですが、その地区では、「奏楽者も信徒の一人として毎週所属教会で礼拝出席すべき」と言われて実現しませんでした。
なるほど、そういう考えもあるのかと思いました
ここでもスイスとの違いがあって逆カルチャーショックでした
というのはスイスにいた時にはどうしてもその教会のオルガニストが弾けないときには普通に代わりに弾きに行ってたから
その教会のオルガニストが礼拝で奏楽し、他に聖歌隊指揮の業務もあるときには聖歌隊伴奏をわたしが担当したりもしました。

他の教会の礼拝に出席するメリットしか思い浮かばない・・・
他の教会でどういうふうに新来者をお迎えしているのか、自分の教会に持ち帰りたい発見、いつもと違う牧師の説教を聞いて「そういう解釈もあるのか」と新たな発見、他教会の信徒と知り合って情報交換

教会奏楽者の人数や(レベルを含めた)体力が恵まれているなら難なくこなせる奏楽も、教会によって事情が大きく異なります。
ある教会では1人の主婦が奏楽を一手に引き受けているうえに、彼女が礼拝当日の昼食当番もやっていてしんどいときにはわたしが奏楽応援行くことがあります。

ほかにも教会によっては高齢者が数人で奏楽がんばっていたり、「他に弾く人がいないから」と奏楽奉仕を重荷に感じながら奏楽している方もいます。
奏楽は資格制度が確立されていないにもかかわらず、技術と長期間の訓練を要する奉仕ですので誰にでも担えるものではありません。
奏楽応援(奏楽者の派遣)をうまく利用してくださるとうれしいです

そして・・・
奏楽応援を利用するかしないかが奏楽者の信仰の大きさを表すものではないと知っていただきたいのです。
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奏楽者はだれが育てる?

日本の教会奏楽者(教会オルガニスト)を取り巻く環境はまだ充分とは言えず、音大出身のオルガニストが食べていけるような環境ではありません。

わたしがオルガン留学のために住んでいたスイスでは州の力が強い国だったので、州によってオルガニストの礼拝報酬の規定も違っていました。
チューリヒはオルガニストの給料が良かったですが、ある隣の州に出張オルガニストした時もお給料沢山でした。日本では考えられない金額。
一方ある州ではお給料がほとんどもらえないようなところもありますが、オルガニストの地位が認められているところが多いので、礼拝奏楽で食べていけなくてもできるだけ演奏会やオルガン教室を開かせてくれるなどして、なんとか他の方法でオルガニストにお金が渡るような方法が考えられるような環境であるように思います。
また、クリスマスやイースターには信者じゃない音大の学生も、オーボエやトランペットで一緒に教会の礼拝で演奏できました。
音楽があふれていて楽しかったです

日本では音大オルガン科出身者にはまだまだ残念なことが多いです。
教会にお金がないから、という理由で奏楽者にお金が出ないのならば仕方がありません。
でもそれ以前の問題として、礼拝奏楽が特殊な奉仕だということを理解していただくのは難しく、そのためオルガニストが礼拝奏楽でお金をもらうのが本来ならば当然であるという意識が全くない教会が多いということです。
直接礼拝に関わる奉仕である奏楽に、どんなに音大オルガン科卒業の奏楽者が自分の専門知識・技術を費やしても、お金がもらえません。というか、場合によってはむしろお金をもらうのはおかしい、くらいに思われています。
牧師は神学校を出て自分の専門知識・技術を礼拝に注げばお給料がもらえます。金額の高低はありますが、とりあえずお金がもらえるというのが前提になっています。
牧師も音大オルガン科卒業奏楽者も、それぞれの専門の学校を出ており、礼拝に直接かかわる作業をしているのですが、一方はお給料がもらえて当然、一方はもらえなくて当然になっています。

さっきも書きましたように、問題なのは「教会が奏楽者に1円もお給料を出せない環境」ではなく「奏楽は技術習得の為に時間とお金のかかる特別な奉仕である」という「みんなの意識が足りない」ことです。

日本のあるオルガニストMさんとお話しした時のこと。
Mさんは音大オルガン科出の礼拝奏楽者。
もう私の母の年齢に近い方です。わたしが生きている年数以上に奏楽をしてきた方です。
音大オルガン科出の奏楽者が声を大にしては言わないが、仲間内で集まるとちょっとは本音が出る。
どんな本音かというと、「『教会の信者は奏楽者を育てる気がどのくらいあるのだろうか?』と疑わざるを得ない」という本音です。
・・・といっても悪口のつもりはないのですが
オルガンがある程度弾けるようになるまでは時間もお金もかかります。
レッスンに行ったり楽譜(一冊¥5,000くらいする輸入楽譜)もいくつも買うし。
そこを牧師先生も信者の方たちも分かってほしい、というだけのことなんです

音大オルガン科卒業ではない奏楽者のことにも触れたいと思います。
日本の教会では音大オルガン科出身のオルガニストがいるのは珍しく、主婦業や会社員など、普段はほかの仕事をしていらっしゃる方が教会で奏楽をしていることが多いので、プロのオルガニストのようにオルガンに専念できる環境ではありません。
(プロのオルガニストも、教会ではお金がもらえないので、他の仕事につかねばならないことも多く、オルガンに本当に専念できるかと言えばそうではないことも多いです。)
そんな中で頑張って練習時間を見つけて奏楽奉仕をしているんです。
奏楽者たちが自分の教会で開かれるオルガンレッスンで勉強していても、教会にお金が無くなれば削られる予算はオルガンレッスンから、ということもよくあります。
レッスンを受けた成果がすぐに表れるものでもないので、「受けても上達していないね」と、まわりの理解を得るのが難しいかもしれません。
オルガンレッスンはぜいたくと思われているのかも知れません。
または、オルガンを弾くのは、その奏楽者が子どものころからピアノを好きで弾いていたことの延長線上で、個人の趣味だ、くらいにしか思われていないからも知れません。

それならと個人でレッスンに行こうと思ったら、金銭的な負担を奏楽者一人にかけてしまうことにもなります。
したがってお金のある人しかレッスン受けられなかったりします。
オルガン弾く人が他にいないからという理由で仕方なく(やる気なく)奉仕している人も実際にはいて、そういう人はレッスンには自分で進んで来ようとはしませんので、レッスンのきっかけ作りだけでも教会でやってあげてほしいです。
そしてレッスン代の何割かでも教会が負担してくれるとありがたいのですが。みんなの礼拝のための準備ですし
教会によっては牧師の給料の中に「書籍代」という項目もありますが、奏楽者は楽譜代は教会からもらえませんね。

で、さっきの話に出たMさんの教会では、奏楽者に日ごろの感謝の思いを表そうと、クリスマスに楽譜を送ろうという話が出たんだそうです。
でもお掃除の奉仕をしているおばちゃんが「わたしだって奉仕しているのになんで奏楽者だけモノがもらえるの」と怒っちゃったそうで、ナシになったそうです。
う~~ん・・・
でもMさんは音大出のオルガニストだし、何もないのも~・・・
お掃除の奉仕と比べて価値があるとかないとかいうことではなく、奏楽は先生のもとで習って・・・と種類の違う奉仕。
それにお掃除はその場に行ってその時間お掃除するだけ。
でも礼拝奏楽は礼拝にいきなり行ってその時間弾く、というのではなく、みんなの見えないところでたくさん練習しています。
奉仕に優劣をつける気はMさんには全くないけど、オルガンの為に時間もお金もかかったのはわかってほしいと言っていました。

奏楽は資格制度が確立されていないにもかかわらず、技術と長期間の訓練を要する奉仕ですので誰にでもすぐに担えるものではありません。

こういうのをわかっていただくのが難しいんですよね・・・
プロのオルガニストが陰でどのくらいの年数、どれだけ勉強したか、時間をかけたか、同業者じゃないとなかなか想像つかない。

かと言って自由に演奏会をさせてくれる教会もまだなかなかないですからプロのオルガニストは教会でおこづかいも稼げません・・・

礼拝堂は礼拝以外に使ってはいけませんとおっしゃるご年配信者もいます。
だからオルガンレッスンには礼拝堂を使ってはいけませんということですね。

せっかくオルガンを習いたい、練習をしたいと思って未信者が教会に問い合わせても、応対する役員さんが「礼拝音楽しか弾いちゃいけません」と言ったり、「礼拝に来るならオルガンを練習させてあげる」と交換条件を付けたりして、未信者が「じゃあ来ません」となったり。教会に一歩足を踏み入れるまでの敷居が高い・・・
(ちなみにこの役員さん、オルガン音楽について知らない人なので、礼拝音楽と言っても何が礼拝音楽かわからない人です。)
キリスト教のキの字にも触れたことのない人がいきなり礼拝のために教会来るのって、クリスチャンが思っている以上に敷居が高いので、無条件でオルガンの練習に来てもらうってのは、ゆくゆくは教会にとってもすごいメリットがあると思うんですが。

よく見てみると、教会以外の場所でバッハなどの教会音楽を楽しんでいる、レベルの高い団体も多いのですが、教会内ではなくて教会外で教会音楽が盛んだというのは矛盾を感じます。
教会内では讃美歌を止まり止まり弾くようなレベルの奏楽もあるくらいなのに・・・
(もちろん素晴らしい奏楽をされる方も多いですが。)
やはり我々信者がもっと教会を開放できたらなあと思います

牧師先生は神学校で勉強をして卒業して、牧師になって礼拝堂で説教をしてお給料をもらっているわけですが、
音大で勉強して卒業してオルガニストになって礼拝でオルガンを弾いてもお給料がもらえません。
牧師先生の説教は「奉仕」と言われることもありますがそこにお給料が発生しています。
オルガニストは同じように「奉仕」と言われますがお給料は発生していません。
でもそんな中で頑張っています。

(Mさんがこういう話を自分の教会でしたときに「奏楽者のくせに牧師と肩を並べるつもりなのか」と言ってくる人がいたそうです。)

最初の一歩として、せめて音大出身のオルガニストの地位が確立されて、音楽に関してもっと自由に教会を使えるようにしてほしいものです。
せっかく教会の中で音楽の賜物のある人が与えられているなら、その芽をつぶさないように周りの人も助けてくださるとありがたいです。
さらには信仰がなくてもキリスト教音楽に興味を持ってオルガンを練習したい人にも教会を開放してあげてほしいです。
音楽がきっかけで教会に出入りするようになってクリスチャンになった人もたくさんいるわけで、いろんな切り口があるはずです。

多くの教会は、信者が増えないと心配しているのに、自分たちが門戸を閉ざしていることに気づいていないんですね。
最初から信仰を求めて、クリスチャンになるつもりの未信者しか来てはいけないんでしょうか?
そんなわけはないですよね。

音楽って神様から与えられたものなので(キリストが讃美の歌を歌ったくらい、キリスト教にとって讃美の音楽が大事ですね)、その奏楽者が奏楽準備に没頭できるような環境づくりにご協力くださると助かります。

充分にテンポを落とした練習

オルガンの練習でもほかの楽器の練習でもそうなのですが、「間違えないテンポに落として練習する」ことは大事です。

あまりよく弾けないうちにテンポを上げてしまうと、弾けないところは弾けません、弾けるようになりません。
当たり前ですが。
「じゃあテンポ落として練習してね」って言っても、ほんのちょっとだけテンポが落ちるだけで、弾き始めて2小節目あたりでもう最初のテンポに戻ってしまっています。本人はテンポを落として弾いていると思っているので、「もっとゆっくり」と言っても「え、もっとですか」って逆にびっくりされちゃいます。

具体的な方法を示した方が良いと思って、「メトロノームをメモリ40に合わせて練習してみてね」って具体的に提案するのですが、中には、「メトロノームに合わせるような機械的な練習は嫌です」とおっしゃる方もいますが、それはメトロノームについて間違った認識を持って、「メトロノームでの練習=機械的な練習」と考えているからです。

メトロノームは人間がどうしても間違えてしまう弱点を補ってくれるんです♪
では一回テンポ40に合わせて最初から最後まで弾いてみましょう
弾く前は「こんなゆっくりなテンポ、絶対間違えずに弾けるにきまってる」って思います。
でも弾いてみると意外や意外、弾けないところが出てくるんですよ~~
そこが「自分が自覚していなかったけれど自分の苦手とするところ、弾けていると思っていたけれど弾けていなかったところ」です

たとえばパッヘルベルのカノン(ニ長調)をオルガンで弾く時。

最初は2分音符で右手の部分が「♯ファ~ミ~レ~♯ド~シ~ラ~シ~♯ド~」と弾きます。そしてずっと弾いていくと「レファソラファソララシドレミファソ」と16分音符で弾くところが出てきますが(楽譜がアップできなくてすみません)、初心者でよくある間違いは、最初の2分音符が4分音符の長さでさっさと弾き、16分音符のところで、16分音符二つ分が4分音符の長さ(つまり16分音符が倍の長さになって8分音符の長さになっている)で弾いてしまうことです。
こういう感じで、2分音符のような長い音符を早く、16分音符のような早い音符は遅く弾いてしまうということは、初心者でありがちな間違いです。

有名なオルガニストや他の楽器の演奏家でも練習段階でメトロノーム使う人はいます。
メトロノームがただ無意味で機械的な練習だという誤解が解けたらうれしいです。

要は使い方、目的、ですね。

指番号を書く

オルガンの生徒の中には、指番号と足の記号(Λ∪)を全く書かない、まっさらな楽譜で練習されている方が意外と多いです。

・・・書きましょうね・・・

なぜ書いた方が良いかというと、毎回練習ごとに指番号を考えながら弾いてしまうと、毎回違う指で弾くことにもなり、はっきりいって時間の無駄になるからです。
初心者で「いつまでたっても間違えてばかり」「いつもこの部分が弾けない」と思ってらっしゃる方は、指番号が書かれているかご覧いただけたらと思います。

どの指で弾いたらいいかわからない、という方は、まずピアノの指番号を考えてみてください。
親指がくぐるところなんかははっきりさせといた方が良いですし、短い間に何度も親指をくぐらすような指使いは早いパッセージでは時間がかかるし変なところにアクセントがついてしまって不向きです。
フレーズごとに指番号を考えるのも良いと思います。
ピアノでもそういうことは気を付けますね

たとえばドレミファソファミレドという音があったとします。
これは手のポジションを変えなくても弾けるはずなのですが、どういうわけか曲の中に別の調やいろんなリズムでこういうのがパッと出てくると、ポジションチェンジしなくても弾けるということに気づかずに、ファのところで親指にチェンジするような指使い(ドレミファソラシドの音階の時には右手はファで親指に変えますね)で弾く人がいます。
でもそのあとにソファミレドと戻ってくるわけですから、親指をくぐらせなくてもいいはずです。
今のはとてもわかりやすい例ですが、意外とこういうのが盲点で、無駄な動きをしてしまうことがあります。
次にどんな音型が来るのか、その音型を弾きやすくするためにその前の部分でどんな指使いにしたらいいのか、先を見越した指番号ができると良いと思います。

スイスの音大時代に面白い二人の学生を見ました。(実話)
一人は飛び級で卒業するために、たくさんのいろんな科目をこなさないといけませんでした。そのために一週間のうち練習する時間はほとんどありませんでした。少ない時には週2~3回(それぞれ3時間)しか練習できませんでした。
もう一人はゆったり卒業を目指す学生でほぼ毎日練習する機会がありました。
こうして二人を見てみると、ゆったり学生の方が上達が早いと想像してしまいます。
しかし実際は飛び級の学生の方が上手で、どんどん曲を仕上げていきました。

この二人の違い。それは飛び級学生の方は新曲に取り掛かるとき(譜読み)に時間をかけて、大事な部分・弾きにくい部分に指番号を書き入れたのに対し、ゆったり学生の方は楽譜にほとんど何も書いていないので楽譜がきれいだったことです。
飛び級学生は新曲に取り掛かるときに、曲を少しずつ弾きながら指番号を書き入れていたので実際に音を鳴らした時間は少なかったのに対し、ゆったり学生は、新曲に取り掛かるときに、すぐに楽器で弾くことだけを繰り返し、音が鳴っている状態に満足したのです。
飛び級学生は一回決めた指番号で練習し始めましたので、どんどん練習が進みました。
譜読みの段階ではゆっくり弾きながら指番号を決めたので、イン・テンポで弾くと弾きにくい部分が出てくるので、それは柔軟に指番号を変更しましたが、変更したときも新しい指番号を書き入れました。
飛び級学生の譜読みの後のオルガンベンチの周りに消しゴムのカスがたくさんありました。
(オルガンの譜面台や鍵盤の上では消しゴムは使わないでね

新曲に取り掛かるときの譜読みの段階の練習が大事なんです。
上達には練習時間が多いければ良いと思われがちなのですが、それよりも大事なのは要領良く集中してやっているかの方が大事です。

速修ペダル専科

速修ペダル専科
ドクター コールマン
《タッチぺダリング》メソッド
(株)パックスビジョンhttp://www.paxallen.com/other/book01/book06.html

オルガンの生徒さんからご紹介いただいた楽譜です。
これはオルガンペダルの練習のための本なのでここに載っている曲のほとんどは練習曲であり、奏楽曲向けではありませんが、最後のあたりに奏楽で弾ける曲が1曲載っています。

この本の対象者は、アマチュアオルガニストで、主として教会などでの奉仕に当たる人々に短時間でペダル技奏法を習得してもらうことを意図したものです。
つまり、教会奏楽者は、普段は職業を持った人であったり主婦や学生であることが多いですが、そういった忙しい人たちに短期間でペダル奏法を習得してもらおうというものです。

予備知識として、ペダル鍵盤の音域、形状について説明があります。
面白いのが、ペダル奏法習得をパソコンのタイピングの習得に例えている点です。パソコンのキーボードにもホームポジションがあり、そこからほかのキーを、相対的な位置関係で覚えていくわけですが、この本でもペダルのホームポジションを設け、そこから右足と左足の動く範囲を広げていく感じです。
手でペダルを触って、足鍵盤を視覚的に、目に焼き付けます。それをここでは視覚表象化と呼んでいますが、鍵盤の並び方を映像として心に描きながら手を動かすのです。
ペダルを見ないで弾くための工夫です。

ページ数が24ページで、薄い本なので、気軽に始められそうな感じがします。

速修ペダル専科
¥1,121

パックスアーレンhttp://www.paxallen.com/other/book01/book06.html

注)http://organistin.blog60.fc2.com/blog-entry-104.html

オルガンシューズ

昨日ほどではないが今日も暑いです

スイスにいた時にはクーラーがないのが当たり前。よほどデパートかスーパーに行けばクーラーがかかっているのですが、一般のお宅にクーラーが備え付けられていることはありません。
少なくとも私は見たことありません。
それでも夏をしのげました。
なぜならスイスの夏は短いですし、乾燥しているので家に帰ってシャワーを浴びればさっぱりしたし、山の気候ですので夜は涼しくなったからです。

でもここ名古屋では・・・

う~ん・・・

昼に野菜たっぷりスープを作っていたら本当に暑くなったが(換気扇付けても暑いよね)、台所で火を使っている最中にクーラーをつけるのは良心が咎めるので、この勢いに乗ってさらに風呂掃除を張り切ってやり、たっぷり汗をかいてからシャワーに行きました

今は自分の部屋にいますが、扇風機と、南北の窓を開けて風を通して頑張っています
何か買い物があれば夕方から行くようにします・・・

さてさて今回はオルガンシューズについてです。

日本では「銀座ヨシノヤ」http://www.ginza-yoshinoya.co.jp/でオルガンシューズが売られています。
ヨシノヤって言っても牛丼じゃないのよ。

ヨシノヤのオルガンシューズhttp://www.shop-ginza-yoshinoya.com/SHOP/SH64375BLK.html

オルガンを習い始めた方にはオルガンシューズを買ってもらいたいのですが、やはりこの値段(¥27,300)というところがネックで買ってもらえないことが多いです。
よほど最初から、オルガンをずっと続けるつもりの方は買ってくださいますが、とりあえずやってみてから続けるか決めよう派の方は躊躇されます。
当然ですが

他にはパックスアーレンでもシューズを買うことができます。 http://www.paxallen.com/other/organshoes/

ヨシノヤのようなオルガンシューズで少々値段の安いものを、フレグランスというシューズ屋さんで見つけました。http://electoneshoes.skr.jp/organ-shoes.html

以前はパイプオルガン用シューズはなく、エレクトーン用のシューズだけだったのですが、とりあえずエレクトーンシューズとはどんなものか問い合わせましたら、とてもご丁寧な対応をいただきました。
その後オルガンシューズが生産されるようになったので、とても良かったです

わたしはシューズはひもで結ぶタイプのが良いと思います。

さてチャコットというダンス専門店のフォークダンスシューズを、ヒール3センチに直してもらったものも代用品としてお勧めです。(ヒールの高さはオーダー可。)

以上、オルガンシューズ・オルガンシューズ的な靴のお店をご紹介いたしました。

オルガンシューズの特徴

ヒールは3センチ程度で幅の広いもの。
「ピンヒールはだめですよ」ってお伝えしたのに、「ペダルに引っかかりやすくて良いと思った」という理由でピンヒールの靴を買ってきた方がいらっしゃいましたが、ペダルに引っ掛けると傷がつくこともありますから、ピンヒール(高くて細いもの)は厳禁です。
ペダルはつま先だけでなくかかとでも弾きますから、ヒールが3センチ程度で幅の広いものを選んでください。
バレエシューズで代用したいと思われる方もいらっしゃいますが、たかが3センチのヒールがあるだけで、踵に少しの力を加えただけでペダルを弾けますので、ヒールのあるものが良いです。

靴底
市販の靴は、外出用です。つまり、溝があってゴム底で滑りにくいということです。
これはオルガン演奏には向いていません。
オルガン演奏に向いているのはなめらかな底で滑りやすいものです。
(ヨシノヤのオルガンシューズは底がつるつるです。)

靴幅
スニーカーは横幅がありますので、一つのペダルを踏もうと思っても二つのペダルを踏んでしまうことがあります。
オルガン演奏用には、自分の足幅とあまり変わらない物を選んでください。

つま先
つま先は尖っていなくて丸みがあって固いものがお勧めです。

オルガン専用に使う靴であること
土足とオルガン用シューズは分けてください。
外を歩いた靴でペダルを弾くと、靴についた土や砂がペダルにもついてしまいます。

素材
シューズ上面の素材は皮がお勧めです。エナメルだと両足同士が擦れた時にキュキュっと余分な音が出て、演奏の邪魔になります。

初心者の方にとって新しいオルガンシューズは固すぎて使いにくいというご意見もあります。
わたしはオルガンを始めた時からヨシノヤのシューズを使っています。
確かに最初の1年くらいは固かったです。言い換えるととても丈夫ということだと思います。靴底を修理しながら10年以上たっても使えますし、2年目から靴が充分柔らかくなりました。
最初から使って苦労を共にするから愛着がわく・・・ということも言えます

ペダル初心者の練習方法

久しぶりのブログ更新です

(毎度僭越ながら・・・)今回はオルガン初心者に向けて、ペダルを弾く際にお勧めする練習方法のご提案をお話ししたいと思います。

オルガンを習っている方の集まりに出席させていただくと、練習方法についてよく質問をいただきます。
年数の少ない多いはありますが、ピアノやエレクトーンなどの鍵盤楽器経験者がオルガンを習い始めることが多いようです。

オルガンではエレクトーンと違い、右足でもペダルを弾いたり、ベース以外の役割(ペダルがメロディーを担当したり)を担ったりすることがあります。

オルガン初心者の方がペダルを弾く様子を拝見していると、ペダルをガン見していたり、太ももから足を上下させたり、弾き終わった足がペダルを踏んで変な音を出さないようにとペダルから足を完全に離してしまう光景をよく見かけます。
そこで初心者のペダルの一つの演奏方法としてここにいくつかご提案したいとおもいます。
以下はわたしの経験から申し上げる内容ですので、ご自身の先生のご意見を尊重していただけたらと思っています。


まず・・・、

1.太ももから上下させるような、無駄な動きは省く。

ということをご注意くださればと思います。
大きな動きをずっと続けると変な力を入れているわけになるのでしんどいですし、長くは弾き続けられないと思います


つぎに、

2.弾き終わった足はペダルから離さない。

ということもご注意くださればと思います。
必要のないペダルを踏んでしまうんじゃないかと心配されるかもしれませんが、足をリラックスさせてもペダルを踏んでしまわない高さや位置にオルガンベンチ(椅子)を置いているはずなので大丈夫だと思います。
弾いていない足をリラックスさせるといつもペダルを踏んでしまうという場合は、椅子の位置から見直した方がよいと思います。
もちろん長い小節、足が休みなら、ペダルから両足を完全に離して別のところに避難させておけばよいですが、今お話ししたいのは、右足が弾く時の左足の位置、左足が弾く時の右足の位置のことです。
なぜ足をペダルから離さないで練習することを初心者にお勧めするかというと、一回ペダルから足を離してしまうと、次に弾く時にまたペダルの位置を探さないといけないからです。

これは「ペダルをガン見しない」ことにもつながってきますが、楽譜は鍵盤の上の位置にあり、ペダルは下にあります。楽譜やペダルを目で追うと、目の上下運動がすごいことになっちゃって目がとっても疲れますし、ペダルを見終わったあと楽譜を見ようとすると、「あれ~~~今どこ弾いているんだっけ」ってことが起こりやすくなるからです。
だから基本、ペダルは見ないで弾くということになるのですが(もちろん音と音との音程がかなり離れている場合は目で確認することも大事です)、そのためには足でペダルの位置を探る必要があるのです。

弾いていない足をペダルから離さないで言っても、5cmくらいは離してしまう方もいらっしゃいますが、弾いていない足(つま先)を、音を出さなくても完全にペダルに触れている状態で待たせる練習してみてください。
よほど低い音、高い音の位置ではできないと思いますが、足が届く範囲でそうしてみてください。

探る、と言っても、やみくもに方向を考えずに足でペダルを触りまくる、ってわけじゃありません。

例として、ド―ミ―シ―レという音をペダルで弾くことを想定してみます。
この場合、右足でミとレ、左足でドとシを弾くとします。
普通ならド―ミ―シ―レとそのまま楽譜を読んでしまいますが、ここでは右足がミ・レ、左でド・シと弾く、という風に楽譜を見てみてください。

右足がミ・レを弾くということはこの二つの足鍵盤は隣同士の位置にあるはずなので、右足を左に一つずらせばいいだけのことです。
左足がドを弾いて次にシを弾く場合、これもペダル一つ分、足を左にずらせばいいだけのことです。
ド―ミ―シ―レと楽譜を読んでしまうから「足が離れた音程を弾かないといけない」とプチパニックを起こしてしまうのです。
実際の足の運動としては隣の鍵盤に足を移動させればいいだけなのに、足をペダルから完全に離してしまうと、イチから鍵盤探しの作業から始めないといけません。これははっきりいって時間の無駄と思いますので、初心者の方々にはペダルから足を離さないで練習することをお勧めします。

第1回オルガニストフォーラム~パイプオルガンという楽器・作品・そして練習方法~

2011年6月4日(土)14:00~15:30
第1回オルガニストフォーラムがカトリック五反城教会文化教室で開催されました。

20名弱の方のご参加があり、大変アットホームな雰囲気の中、勉強会が開かれました
名古屋市内からのご参加が多いですが、稲沢、桑名や岐阜からご参加の方もいらっしゃいました。
みなさんの勉強熱心さにこちらも大変刺激を受けました

今回は吉田文さんのもと、「パイプオルガンという楽器・作品・そして練習方法」というタイトルで、パイプオルガンの基本的なことを学びました。

パイプオルガンを備え付けた教会は少ないと思いますし、パイプオルガンが備え付けられていたとしても楽器の中まで見る機会はほとんどないと思います。
パイプオルガンの構造について簡単に解説いただき、パイプの種類についての解説もありましたので、レジストレーションに結び付けることが出来たと思います。

参加者の中には教会の奏楽者や趣味でオルガンを習っている方など、オルガンを弾く方が多く、練習をどうしたらよいかということに常に向き合っている方々です。
吉田文さんのご経験から、おすすめの練習方法を解説いただきました。

第2回は7月2日(土)「バロックの音楽とその規則」です。

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